王晴(黒龍江大学) 

高校いつも一人だった。放課後家に帰り、食堂でご飯を食べるのも、ほとんどのことを自分でやっていた。そんなある日、図書館で読んだ「ボッチ•ザ•ロック」というアニメの紹介が載っていて、その文章に描かれた4人の少女たちの姿が心に深く残った。家に帰ってすぐに、この女子高生バンドの物語「ボッチ•ザ•ロック」を見た。 

主人役の後藤ひとりは内向的な性格で、その孤独感に多くの観客が共感している。小学校の時、遠足のたびに、先生とお弁当のおかずを交換していた彼女は、いつも一人ぼっちだった。中学に進学しても、部活に入らず、放課後はすぐに家に帰っていた。社交が苦手な彼女には、しかしギターという特技があった。 

友達を欲しがっている後藤ひとりは、ある日テレビで「バンドは陰キャでも輝けるんで」と聞き、ギターに興味を持つようになった。「私みたい人間でも、もしかしたら輝ける?」と思いながら、ギターの勉強を始めました。毎日6時間の練習を続け、ついには「ギターヒーロー」としてYouTubeで3万人のファンを持つまでになった。 

彼女はバンドを組みたいと強く願い、レコードや好きなバンドのバッジを学校へ持っていき、とうとう成功を収めました。そして、ついにギタリストを探していた伊地知虹夏と出会い、「結束バンド」を結成することになる。メンバーは虹夏、ドラマーの山田リョウ、ボーカルの喜多郁代とともに活動を始め、後藤ひとりは次第に人前で話すことができるようになった。 

彼女は虹夏の姉が経営するライブハウスでアルバイトをして、初めてのライブのチケットを完売した。こんな変化の過程は、私にとって大きな啓示となった。もちろん、孤独は必ずしも悪いものではなく、むしろ自分を見つめ直し、自分の好きなことに打ち込む時間を与えてくれる。それでも、誰かと繋がり、共に楽しみ、同じ夢を追いかけることの素晴らしさを、このアニメを通じて知った。かつては感じられなかった友情や、夢を共有する仲間を得ることで、後藤ひとりも「ひとり」ではなく、4人の「結束バンド」の一員となった。 

また、このアニメの音楽も非常に心に響いた。後藤ひとりたちの演奏する楽曲は、それぞれのキャラクターの感情や成長を表現していて、私の心に深く残っている。「ぶちまけちゃおうか、星に」という歌詞はいつも一人で過ごしていた私にとり、まるで自分の気持ちを代弁してくれているようだった。彼女たちの歌どおりに、ひとりぼっちの私たちは、まるで誰にも見つからない星のように、どこかで輝いているのかもしれない。 

このアニメを見て、彼女たちの友情に感動されただけじゃなくて、自分自身を見つめ直す機会にもなった。孤独感は孤独は成長のきっかけとなり、さらなる高みへと導いてくれるものだと感じた。これからも友達や孤独の両方を大切にしながら、自分自身を磨いていきたいと思う。