「交番女子」から得た感動と勇気
李嘉璇(中山大学)
気分が沈んでいる時、いつも「ハコヅメ ~交番女子の逆襲~」というアニメを見ます。見るたびに、異なる感動を与えてくれます。「ハコヅメ~交番女子の逆襲~」は町山交番の新人警察官である川合麻衣を主人公として、ストーリーを展開していきます。彼女はかわいくて陽気な女の子で、平凡な生活から面白さを発見し、忙しい仕事から意義を見つけ出すことのできる人です。
小学校の時、通学時間にいつもおまわりさんに会えました。整った格好と親切な笑顔が印象に残っていました。市民たちの安全を守り、かっこよくてすごい人たちだと思いました。アニメを見た後、「警察官の日常にはこのような事もあるだね」と感じ、この職業についての理解が深まりました。以前は、警察官の日常勤務についてなかなか知らなかったです。ですが、川合の視点を通して、警察官の日常生活に入り込み、さまざまな面白い発見ができました。
印象に残ったのは、アニメのこのシーンでした。川合が幼稚園の子供に「ルールを守らなければならない」と話したとき、その原因について聞かれました。川合は自分の実体験から出発し、「みんなが規則を守れば、整った街の雰囲気を感じた泥棒は手ごわい存在となります。ですから、ひとつひとつの小さなルールが町を守るのです」と答えました。「なぜルールを守らなければならないのか」という質問を考えたことのない私に、目から鱗が落ちたような感覚がありました。
そして、アニメを通じて描かれる警察官が市民の安全を守るために日々奮闘している姿に触れることで、警察官としての使命感や責任感の重さを理解することができました。ある日、川合が交通事故で亡くなった赤ちゃんを目にし、かなり落ち込みましたが、このような悲惨な事件を未然に防ぐため、仕事に一層励むことになりました。このような理解を深めることで、警察官としての役割や責務に対する尊敬と感謝の気持ちが一層強まりました。
「ハコヅメ~交番女子の逆襲~」というアニメが、主人公の川合の成長を描いています。もともと公務員になりたいと思い、警察の公務員試験しか通らなかったため、警察官になりました。一つ一つの経験を積み重ね、だんだんと成長し、立派な警察官になりました。勤務中は徹夜も当たり前で、食事をする時間もない日々を過ごしていますが、カップラーメンを食べる時には幸せを感じます。このような川合の日常に感動しました。そんな日々でも、彼女は「もう少し、警察官でいてもいいかな」と思うようになりました。彼女から感動と勇気をもらい、私も彼女を見習って、どんどん成長していき、最終的には自分の逆襲を果たすでしょう。