パワーと芸術の融合 和太鼓のDRUM TAOが天津で公演

2018-07-11 09:20:50

 

 

2017年は中日国交正常化45周年であり、中日両国によって「中日交流促進年」とされていた。今年は中日平和友好条約締結40周年である。4月、中日両国は9年の時を経て、再び政府間文化交流協商会議を開催した。両国の文化交流が熱を帯びるにつれ、文化交流の内容もどんどん豊富となっている。

最近、ビジュアル系和太鼓グループであるDRUM TAOが初めて中国にやってきて、「舞響」というテーマで和太鼓公演を行い、中国の人々に和太鼓の技と美を披露した。和太鼓グループDRUM TAO1993年に設立され、現在までのところ世界の24カ国500都市で公演を行い、動員観客数は計800万人に達する。

中国の若者が日本の「太鼓文化」を知ったのは、ほとんどがバンダイ・ナムコエンターテインメントの古典的なアーケードゲーム「太鼓の達人」によってである。遊び方はバチを持ち太鼓を叩くというもので、シンプルなルールで動作がカッコいいと中国のゲーマーの間でたちまち人気が出だ。アーケードゲームホールに置かれた「魔王」クラスの「太鼓の達人」は、しばしば多くの取り巻きを引き寄せた。彼らは皆このゲームの達人に崇拝の視線を送り、あの時代、達人は脚光を浴びたものだ。しかし、本物の和太鼓とはどんなものなのか。日本のモダン和太鼓は伝統的な和太鼓とどう違うのか。実際に間近で本物の和太鼓公演を見るとどのような感想を抱くのか。こうしたことは、多くの中国観衆にとって未知のものであった。

DRUM TAOはライティング・ダンス・ミュージック・エクセサイズ・ユーモアなどの要素を結合した和太鼓公演を行い、伝統とモダンアートを融合させ、生命の円満という哲学を伝えるものである。全公演で日本の伝統的楽器をメインとして用いるほか、日本のギター、竪琴、長笛などの楽器も融合させ、朝鮮やニュージーランド、インドネシアなどの文化も取り入れて、さらには演奏にアクションなどのアクティブな表現を融合させ、パワーと芸術の完全な融合と言えるものであり、来場者にモダン太鼓の魅力を感じさせるだけでなく、多くの日本のゲームを愛するゲーマーの太鼓文化に対する感性的認識を新たにさせるものであったと信じている。

73日、和太鼓DRUM TAO――舞響は北京・保利劇院で初演され、76日と8日には天津大劇院で公演が行われた。(編集L

 

 

 

公演日時:201876日(金)19:30201878日(日)14:30

公演場所:天津大劇院・歌劇ホール

公演時間15分の休憩をはさんで100

チケット価格:180/280/480/580/680/880

セットチケット:580×3=1499680×3=1699880×3=1999元(身長1.2メートル以下の子どもは入場お断り)

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