天津 「ストリートミュージシャン」が群芸館の舞台へ

2018-07-25 09:17:42

 

先日、天津市群芸館が主催する天津市第一回「ストリートミュージシャン」公演会が天津市群芸館前で幕を開けた。ストリートパフォーマンスという芸術形式が初めて文化劇場に入り、観衆に新鮮なパフォーマンスをもたらすばかりか、ミュージシャンに自らを示し、夢を追う舞台を提供した。同時に群芸館もまた、この公演における優れたミュージシャンにストリートミュージシャン資格証明書を発行する。

今回のストリートミュージシャン公演会の出演者はみなフリーのミュージシャンで、若者が圧倒的に多く、歌を主とし、長期的に天津市の解放橋、西青大学城、人民公園、浜江道などの地域で活動している人たちで、暇な時は市民のために公演する。

「老猫」の張雅捷はまさに今回の出演者の一人で、「これ以前、私は主に津湾広場、海光寺、浜江道のあたりで活動していました」と語る。長期的にストリートパフォーマンスをしていた彼にとって、文化館の舞台に登ることはとても新鮮な経験であり、「ストリートパフォーマンスと舞台での公演とでは観客層がまったく異なり、公演に対する要求もより高いものとなります。さらに群芸館が組織する演出により、私は多くの同業者と接触でき、普段には得難い交流チャンスを得ることができました」と語る。

出演者にとってのみならず、「ストリートミュージシャン」が街頭から請われて「文化館」に入って来たことは、文化館の職員にとっても、とても新鮮な経験であった。

今回のイベントの狙いについて、天津市群芸館の李戈館長は、「ストリートミュージシャンの出現以来、長い時間がたちましたが、ストリートパフォーマンスはずっと重視されておらず、ただ「地下アート」としてしか認識されていないとも言える状態でした。迅速に発展し、文化業態が極めて豊富なこの時代において、文化館の仕事内容もまた早急に新たな模索を行う必要があり、一定の群体性を持ちながらも広範に注目されていない文化現象、現代的で現地的特色のある文化現象にも注目する必要がある一方で、現代的な構想、新鮮なアイデアや意表をつく設計により、現代大衆の美的感覚にあった大衆文化活動を計画・組織・実施し、大衆文化活動の芸術レベルを高める努力をする必要があるのです」と語った。(天津日報)

 

人民中国インターネット版 2018年7月25日

 

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