[観光スポット] 天津の歩行者天国 古文化街

2018-08-01 15:49:33

 

 

天津十景の一つである天津古文化街は、天津市南開区北東の東門辺り、海河の西岸にあります。古文化街は元代の遺跡「天跡宮」を中心に展開し、長さ687m、幅5m、古くから海の神を祭る場所と船乗りたちの集る場として存在し、今は修復され、「天後宮」「宮南街」「宮北街」の三つのエリアからなる歩行者天国です。

「天後宮」俗称「娘娘宮」、数百年の歴史を持つ古い廟が必見です!海に面して北京を背にする天津は古くから交通の要であり、海の守り神「天後」を大事に参拝するため「天後宮」は建てられたと言います。

古文化街にある建築は全てレンガと木で建てられ、清代の民間建築をもとに建造されたと言います。80軒近くの店舗は何れも小規模で1階か2階建てで、古典名作、神話、伝説、民話などを題材とした油絵、レンガ彫り、木彫りで装飾されています。南北の入口にそれぞれ牌坊(はいぼう、中国の伝統的建築様式の門の一つである)があり、南は「津門故里」「晴雪」、北は「沽上芸苑」「金鼇」と掲げられています。

古文化街は1986年元日に正式開業し、200758日、国家5A級景勝地として中国観光局に認定されました。お店が密集するショッピングストリートらしく、天津古文化街古書、骨董品、伝統工芸品、民芸品、楊柳青の年画、泥人形の張、魏氏の凧、劉氏のレンガ彫りの他、全国各地からのコウシ琺瑯、象牙、刺繍、楽器、陶磁器などの美術品と文具、本や雑誌、書画とありとあらゆるお土産品が満載で、きっと楽しいひと時を過ごせるでしょう。

文化街ではお土産屋だけでなく、所々に飲食コーナーもあります。糖葫芦(サンザシを串にさして飴掛けしたお菓子)、焼いも、お餅などの伝統お菓子の他、湯気が上がっている「茶湯」と、大きなヤカンからシュンシュンとお湯を出すパフォーマンスは見逃せません。この「茶湯」は、中国茶の茶湯ではなく、澱粉質のものに、ハスや杏仁など、お好みのトッピングをしていただく、暖かい食べ物で、小腹がすいた人にピッタリです。ほら、また物売りの声が聴こえてくる。ここを歩いているとまるで800年前にタイムスリップしたかのようです。(arachinaより)

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