日本の工学院大学は11日に東京で、孔子学院設立10周年記念式典を開いた。中日両国の各界から100人以上の代表者が出席した。

工学院大学孔子学院は、北京航空航天大学と工学院大学が2008年に共同設立した、日本で初めて理系大学に設立された孔子学院でもある。

工学院大学孔子学院理事長、工学院大学学長の佐藤光史氏は式辞の中で、工学院大学孔子学院は10年に渡り各界関係者の注目と支持を受け順調に発展したと述べ、今後も引き続き日中両国の科学技術などの分野での交流を促進していきたいと表明した。

工学院大学孔子学院副理事長、北京航空航天大学副校長の黄海軍氏は式辞の中で、工学院大学と北京航空航天大学は工学を長所とすると指摘した。両校が今後も手を携え努力を続け、各自の長所を発揮し、協力の中でウィンウィンを実現することで、孔子学院を中国文化を理解し、中国の発展を読み解く窓口にすることに期待すると述べた。

中国駐日本国大使館教育担当公使参事官の胡志平氏は、工学院大学孔子学院は設立10年に渡り自身の長所を十分に発揮し、中国語・中国文化などのさまざまな関連教育・研究活動を展開し、大きな成果を手にしたと述べた。また孔子学院は工学院大学と北京航空航天大学の人員往来・学術交流の重要な場になり、各界から広く評価されていると指摘した。

東京都日中友好協会副会長の須藤誠氏は、今年は日中平和友好条約締結40周年であり、来年は東京と北京の友好都市締結40周年でもあると指摘した。また工学院大学孔子学院及び関係者の協力と支援のもと、引き続き両国民間の文化交流の発展を推進していきたいと表明した。

｢中国網日本語版(チャイナネット)｣　2018年11月12日