2019~2020年度「中国の素晴らしい生活を送ることのできる都市トップ10」がこのほど発表され、上海、長沙、長春、北京、青島、昆明、済南、海口、深セン、アモイの十都市がランクインした。
中央広播電視総台、国家統計局、中国郵政グループ、北京大学国家発展研究院が共同で実施した今回の調査は、家庭への訪問調査や航空機内でのアンケート配布という形で行われ、合わせて13万件の回答が得られた。ランクインした都市の中でも北京は多くの項目で満足度が全国平均を上回り、高い評価を得た。
都市管理能力や社会サービスなどの21項目の指標の中でも、医療サービス、雇用環境、食品安全、高齢者介護、法治環境に対する北京市民の満足度は全国平均値を超え、所得の増加に対する見込みも4年連続で上昇傾向にあり、さらに全国36の大中都市のうち、北京は最も幸福感のある都市トップ10にも選ばれた。
北京市2019年度国民経済と社会発展統計公報によると、北京住民一人当たりの可処分所得の実際成長率は6.3%であり、GDPの成長速度より0.2ポイント高い。中でも雇用安定政策と個人所得税改革のもと、給与所得は9.4%増加し、前年度比2.4ポイント増となっている。
また、今年6月から、北京は122億元相当の消費券を発行することで、数千億元レベルの消費を促し、活気のある都市の構築を目指している。
このほか、旅行や家電、デジタル製品、フィットネス、高齢者介護などの面においても、北京市民の消費意欲は全国平均よりも高いことが調査から分かった。
そして、北京の生活利便性・居住快適性も高くなり、都市環境が以前よりクリーンになった。上述の公報によると、PM2.5(微小粒子状物質)の年平均濃度は1立方メートルあたり42マイクログラムで、昨年より17.6%減という大幅減少となった。
また、北京の公共バスやトロリーバスの営業キロ数は昨年末より8387キロ増え、運行車両が551台増加し、軌道交通の営業キロ数も63キロ増えて、運行車両は517台増加した。
北京市にとって、市民が自発的に参加し、自分の感覚でつけたこの点数は、最もよい肯定だといえるだろう。(構成:続 昕宇 画像はネットより引用)
人民中国インターネット版 2020年7月10日
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