新疆、宗教古文書の保護を非常に重視

2021-03-11 16:40:00

新疆ウイグル自治区少数民族古文書収集整理出版計画指導グループ弁公室の阿不来提艾山主任は9日、「新疆は宗教関連の古文書の保護、全面調査、緊急保全、収集、整理、翻訳、出版、研究などの活動を非常に重視している」と述べました。

新疆ウイグル自治区人民政府新聞弁公室は同日、宗教関係者による新疆問題に関する記者会見を行いました。阿不来提艾山主任は同会見で、「19839月に自治区少数民族古文書収集整理出版計画指導グループを設立したほか、自治区民族事務委員会(宗教事務局)に事務室を設置した。いずれも、宗教関連の古文書の収集保護、整理出版、宣伝推薦活動を担当している」と自治区政府の取り組みを示しました。

中国中央政府と自治区政府は過去30年余りの期間中に、宗教関連の古文書の収集登録、整理出版のために累計1000万元以上を拠出してきました。2016年には新疆に専用の特別蔵書書庫が建設しました。同書庫には定温定湿の設備があり、国家基準に適合する消防安全施設でもあります。新疆は2019年には、保管している宗教関連の古文書をスキャンしてデジタル化して、原本を電子データ形式にしました。

現在までに、新疆ではすでにアラビア語、ペルシャ語、チャガタイ語で書かれた『コーラン』など2000冊余りのイスラム教関連の古文書が収集登録されています。(CRI日本語/雲、鈴木)

関連文章