【新華社南京4月26日】中国月探査プロジェクトの胡浩(こ・こう)総設計師は、江蘇省南京市で23〜26日開かれた2021年中国宇宙大会で、月探査機「嫦娥6号」による探査任務を2024年ごろを目途に実施すると明らかにした。
胡氏によると、嫦娥6号は、昨年12月に月の試料を持ち帰った嫦娥5号のバックアップ機で、2017年に主要製品の開発が完了している。現在は月の裏側の南極付近にあるクレーター、エイトケン盆地を着陸点として試料の持ち帰りや探査を進めるための論証が行われている。嫦娥7号、8号についても研究中だという。
胡氏は中国の月探査プロジェクトの進展や展望について、国家航天局が現在、国際月研究ステーションを建設してより大きな範囲、広い領域、深い次元での国際協力の推進を提唱していると説明した。
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