雲南省でアジアゾウの群れが北に向かって移動を続け、世間の注目を集めているが、ゾウの群れはここ1ヶ月の間に、複数の県、市を通過してきた。そして、もうすぐ昆明市の中心部に到達するのではと懸念されていたものの、ゾウの群れは突然向きを南西に変えて、移動を止め、玉渓市易門県十街郷で迂回しながら約1週間活動を続けている。中央テレビニュースが報じた。
ゾウの群れは十街郷内で活動中
今月8日夜、ゾウの群れは昆明市晋寧区夕陽郷から玉渓市易門県十街郷に入った後、移動のペースを目に見えて落とした。
また、オスのゾウ1頭が群れからはぐれた後、ゾウの群れは9日に南西に3.7キロ移動し、11日に再び南西に8.12キロ移動した。これは合わせてわずか11.82キロの移動となっている。
現在、群れからはぐれたオスのゾウは昆明市安寧と晋寧の境界付近を徘徊しており、群れからは直線距離で十数キロ離れている。
雲南省森林消防総隊ドローン監視グループのここ1週間の統計・情報を見ると、ゾウの群れは日中は林の中で休み、夕方になると尾根や谷、道路に沿って活動し、畑に入ってエサを食べている。そして、深夜になると林に戻っている。
ゾウは超低周波不可聴音で離れた仲間と会話
雲南大学の生態・環境学院の陳明勇教授によると、統計・情報を分析すると、今月11日と12日に、ゾウの群れとはぐれたオスのゾウは鳴き声でコミュニケーションを取っていたことが分かるという。
12日は、相互が比較的長い声を発した後、はぐれたオスのゾウがゾウの群れがいる方向に向かって移動し始めた。中国国内外の複数の科学研究では、ゾウは超低周波不可聴音を通して会話することが分かっている。超低周波不可聴音は、鳴き声または他の方法で発せられるという。超低周波不可聴音は、十数キロ、ひいてはもっと離れた場所にいる仲間にまで伝わると言われている。そのため、はぐれたオスのゾウが群れと再会できる可能性がある。
13日朝、ドローンが再び横たわって寝ているゾウを捉えた。動画見ると、小ゾウが足をもう1頭の小ゾウの背中にのせると、その子ゾウはまるで「腰を伸ばして」といった様子で、その足元で寝ている大人のゾウの鼻と顔を蹴っている。
付近の村には、ゾウが監視範囲に入ると、村民にすぐに警報が送信されるシステムが導入されている。
「人民網日本語版」2021年6月15日
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