【新華社東京７月２３日】中国の北京冬季五輪組織委員会は２１日、東京で開催された国際オリンピック委員会（ＩＯＣ）総会で準備作業に関する最新の進捗状況を紹介し、シンプルで安全な、素晴らしい大会を世界に届けると表明した。

総会では、同組織委員会の于再清（う・さいせい）副主席や対外連絡部の張謙（ちょう・けん）部長らが、競技会場やインフラ整備、新型コロナウイルス対策などについて説明した。

ＩＯＣのバッハ会長は北京の進捗状況を十分に評価し、ＩＯＣは同組織委員会と共に安全な冬季五輪の開催に向けて努力しており、大会の準備作業が各方面で著しい成果を挙げているとの見方を示した。

張氏は、北京冬季五輪の１２の競技会場すべてが完成し、国際冬季競技団体の視察と認証を受けたと説明。非競技会場の建設・改装も着々と進み、スポンサー企業は３月以後５社増えてトータル４５社となり、国内外から募った大会ボランティアの応募者数が１１２万人を超えたと述べた。

同組織委員会はＩＯＣ、ＷＨＯ（世界保健機関）などと感染症対策に関する専門のワーキンググループを設立し、国家衛生健康委員会などと国内感染症予防・抑制専門チーム、専門家グループを結成。冬季五輪の感染症予防・抑制活動を共同で推進し、選手ら大会参加者の健康と安全の確保を最重要課題として取り組むとした。