四川・九寨溝が全エリアで開放再開

2021-09-30 11:08:07

写真提供・四川省文化旅遊庁

 

 四川省アバ・チベット族チャン族自治州九溝県の九溝景勝地は928日、全エリアでの一般公開の再開を正式に発表した。同景勝地の観光客の受け入れ人数は1日当たり41000人までだ。

 

 九溝県は201788日、マグニチュード(M)7.0の大地震に見舞われた。震源地は世界自然遺産に登録された九溝で、多くの観光スポットが損壊した。しかし、震災後の再建と修復を経て、九溝景勝地の170カ所の地質災害は全面的に修復され、その景観は地震前のレベルにまで回復した。

   

 今回の全エリア開放前、九溝景勝地の開放レベルはすでに85%に達していた。「九溝景勝地は、震災後の修復の成果という貴重な経験と、保護・革新の発展モデルを世界に示しました」と、アジア太平洋観光協会中華地区主任の呂咏梅氏は胸を張った。

   

 全エリアが開放された九溝の美しい景観を一目見ようと、観光客の曹民さんはわざわざ東北部の遼寧省からやって来た。「九溝の景色は一幅の絵のようで、森の隅々まで美しい色に染まっています。私はここが大好きです」と話す曹さん。九溝の観光後に曹さんは、景観は震災前のレベルまで回復しただけでなく、インフラ施設もよくなったと評価し、「九溝は将来もっと素晴らしくなり、美しい景色を求めて観光客がどんどんやってくると信じています」と語った。

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