「一帯一路」イニシアチブを代表するプロジェクトの一つである中国・ラオス鉄道が間もなく正式に開通します。ラオスでホテルやレストランを展開するインティラグループの最高経営責任者(CEO)、インティ・ダンサワン氏はこのほど、中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)の取材に応じ、「間もなく開通する中国・ラオス鉄道は、ラオスの各産業、特に観光業にとって大きなチャンスだ」と話しています。
インティラグループは、ホテルやレストラン、エコツーリズムの観光スポットなどの資源を有し、これまでに一定数の中国人観光客を受け入れてきました。
インティ・ダンサワン氏は、「間もなく開通する中国・ラオス鉄道は、各産業、特に観光業にとって大きなチャンスだ。大勢のビジネスマンや観光客が押し寄せてくるだろう」とみています。同氏によりますと、インティラグループは環境、宿泊、各種施設およびサービスなどの面で、中国人観光客を受け入れるための準備を整えていて、従業員は、中国人観光客に心のこもったサービスを提供するため、基礎中国語の学習を始めているそうです。
世界銀行の報告書によりますと、中国・ラオス鉄道の開通後には、年間400万人のラオス人と周辺国からの観光客1000万人の利用が見込まれています。長期的には、「一帯一路」イニシアチブと連結することで、ラオスと世界のサプライチェーンを結び付ける中国・ラオス鉄道が、ラオスの総収入を21%押し上げ、投資家にとってのラオスの魅力を高めることができ、ラオスのビエンチャンから中国の雲南省昆明までの輸送価格を40〜50%下げることができます。中国・ラオス鉄道回廊に沿ってラオスを経由する取扱貨物量は2030年までに年間390万トンに達する見込みです。
(CRI日本語版より 2021年11月30日)
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