ラオスの観光業、中国・ラオス鉄道によりもたらされる発展の新たなチャンスに期待

2021-11-30 16:46:21

 

 

「一帯一路」イニシアチブを代表するプロジェクトの一つである中国ラオス鉄道が間もなく正式に開通します。ラオスでホテルやレストランを展開するインティラグループの最高経営責任者(CEO)、インティダンサワン氏はこのほど、中央広播電視総台(チャイナメディアグループ/CMG)の取材に応じ、「間もなく開通する中国ラオス鉄道は、ラオスの各産業、特に観光業にとって大きなチャンスだ」と話しています。

インティラグループは、ホテルやレストラン、エコツーリズムの観光スポットなどの資源を有し、これまでに一定数の中国人観光客を受け入れてきました。

インティダンサワン氏は、「間もなく開通する中国ラオス鉄道は、各産業、特に観光業にとって大きなチャンスだ。大勢のビジネスマンや観光客が押し寄せてくるだろう」とみています。同氏によりますと、インティラグループは環境、宿泊、各種施設およびサービスなどの面で、中国人観光客を受け入れるための準備を整えていて、従業員は、中国人観光客に心のこもったサービスを提供するため、基礎中国語の学習を始めているそうです。

世界銀行の報告書によりますと、中国ラオス鉄道の開通後には、年間400万人のラオス人と周辺国からの観光客1000万人の利用が見込まれています。長期的には、「一帯一路」イニシアチブと連結することで、ラオスと世界のサプライチェーンを結び付ける中国ラオス鉄道が、ラオスの総収入を21%押し上げ、投資家にとってのラオスの魅力を高めることができ、ラオスのビエンチャンから中国の雲南省昆明までの輸送価格を4050%下げることができます。中国ラオス鉄道回廊に沿ってラオスを経由する取扱貨物量は2030年までに年間390万トンに達する見込みです。

CRI日本語版より  20211130日)

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