第5回世界四川料理大会が四川省雅安市で開催

2022-11-02 14:23:20

  

5回世界四川料理大会が112日から4日かけて四川省雅安市で開催されている。 

きれいな水と空気で知られ、人々が多種多様な暮らしを営む雅安市には、垂涎のグルメが豊富にある。 

 

 

 

 

鶏肉は辛味ソースがけと水煮のどちらも絶品で、春巻や塩コショウがけの中華餅といった粉もの料理は、朝ごはんやおやつの定番として現地の人々に愛されている。また、磽磧チベット族郷に伝わる火鍋は原生林で採れた食材を使っており、食感がたまらない。外地から来た観光客にとって、民族の風情を味わうのに最適のチョイスと言えるだろう。さらに、「麻」でその名を知られる漢源県の花椒は、四川料理で最高級の調味料とされ、唐代には皇帝への献上品でもあった。赤くて粒が大きく、油分多めで芳醇な香りを持つことから、「四川料理の魂」とされている。 

雅安市は古代シルクロードの要所であり、今日では「一帯一路」と長江経済圏の重要な合流点となっている。パンダ文化、茶文化、民族文化と四川料理文化は互いに混ざり合い、雅安市独自のグルメ文化を育んでいる。雅安市といえば「パンダ科学発見地」「茶文化の発祥地」として世界にその名を知られ、この二つの称号と同地ならではの「三雅文化」は、多様な文化が共存する雅安市の開放的で包摂性に満ちた魅力を生み出している。また、それらは雅安市における歴史文化と飲食文化の融合的発展の元となっている。 

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