苦瓜排骨湯(苦瓜とスペアリブのスープ)
夏場は食欲が落ちてしまうので、日本人はついつい冷たい料理に走りがち。それではさらに胃腸が弱ってしまいます。そこで、気候に合わせた四季折々のスープを作る広東の知恵を拝借。苦瓜は体の熱を取り去り胃腸の機能を高めるため、まさに夏にぴったりの食材。広東では夏のスープとして日常的に食べているそう。夏にスープの習慣、今年からどうですか?
材料(3~4人分)
·スペアリブ 500g
·苦瓜(ゴーヤ) 小3本
·大豆 100g
·生姜 薄切りを4~5枚
·塩 適量
·苦瓜排骨湯
つくり方
·苦瓜は種と種のまわりの綿状の部分をとってぶつ切りに、大豆は1時間ほど水につけておく。
·スペアリブは4㌢くらいの大きさに骨ごと切り(店で切ってもらっても)、鍋にたっぷりの水を張った中に入れて強火にかけ、沸騰したら火からおろして流水でアクをしっかりと洗う。
·別の鍋(土鍋がベスト)にたっぷりの水を入れて沸騰したらスペアリブ、水で戻した大豆、薄切りの生姜を入れて弱火で30分ほど煮る。
·さらに苦瓜を加えて1時間ほど弱火で煮続け、最後に塩少々で味を整える。
北京人の私は広東人の夫と結婚する前は、苦瓜をあまり食べませんでしたが、このスープが猛暑の広東では夏の定番と知って何度も食べるうちに、最初は気になっていた苦味が全く苦にならなくなりました。時間はかかりますが、じっくりと煮込むことで、とろけるような苦瓜、ホクホクとした大豆、ほろほろの豚肉の旨味がスープに溶け合い、素晴らしい滋味になります。味付けは仕上げに塩を少量だけ。それもおいしさのコツですよ。