清燉鯧魚(マナガツオのあっさり煮込み)
2022-10-14 17:22:25
海の幸も山の幸も豊富な山東省「河中鯉、海中鯧」(川魚は鯉が、海魚はマナガツオが一番)と言われるほど、マナガツオの味には定評があります。清蒸(酒蒸し)や紅焼(しょうゆ煮)もおいしいけれど、新鮮さを満喫するなら、清燉(塩味のあっさり煮込み)で決まりです。水の量を多くして、スープ仕立てもまた一興。
材料
マナガツオ 小さいもの3尾、大きければ切り身3切れ
長ネギ 1/5本
ショウガ(薄切り) 3片
ニンニク(薄切り) 4かけ分
香菜 2本
料理酒 小さじ2
塩、油 各適量
つくり方
①魚はよく洗い、尾頭付きなら味が入りやすいよう皮目に斜めに浅く切り目を入れる。鍋に油を熱してネギ、ショウガ、ニンニクを炒め、魚がギリギリ浸るくらいの量の湯を加える。
②魚を入れて料理酒と塩で味をつけ、沸騰したら弱火にして20~30分ほどゆっくりと煮込む。
③水分がほぼなくなったら魚を盛り付け、香菜を全体に振る。
海辺育ちで日々新鮮な魚介類を食べてきた私を気遣い、両親は北京に来るたびに箱いっぱいの魚介類を持ってきてくれます。父母の思いが詰まったその箱こそ、私にとって最も大切な故郷の味。そんな新鮮な魚を味わい尽くすのにぴったりの料理です。味付けがシンプルな分、魚の鮮度がとても大切。マナガツオが手に入りにくければ、タチウオやサワラ、イシモチでもおいしいですよ。