『瞭望東方週刊』「グリーンマネー」はどのようにつくられるか

2018-06-19 14:45:01

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 国際連合食糧農業機関(

FAO)のデータによると、世界の森林面積は1990年の412800から2015年の399900まで減少した。これと反対に、中国は1999年から「退耕還林」政策(条件の悪い農地等に植林を実施する政策)を実施し、森林のカバー率が10%増加した。例えば、陝西省延安市呉起県の森林カバー率は97年の19.2%から2018年の72.9%まで上昇し、奇跡と呼べるほどだ。14年に始動した新たな「退耕還林」では、中国は森林面積の増加を重視するだけでなく、どのようにその地域の農家が森林資源を利用して裕福になるかをいっそう重視している。かつて国家レベルの貧困県だった貴州省赤水市(県級市)では、農地だったところに竹を植えると同時に、積極的に関連産業を発展させ、貴州省初の貧困脱却を実現した地域となった。現在、「退耕還林」政策は美しい環境をつくるだけでなく、「グリーンマネー」を動かす銀行をつくり上げることが最も重要になっている。
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