『三聯生活週刊』2018年のライフスタイル 消費人格

2019-02-02 09:37:31

 

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 2018年に出現した、共通の属性を持つ新しい「グループ」の概念を振り返った。それによると、「デリケート男子(精緻男孩)」と呼ばれる化粧をする男性、「スーパーヒロイン(大女主)」と呼ばれるさまざまな分野で強さを発揮する女性、自分の収入を顧みず、宵越しの金を持たないように過ごしている「潜在的な貧困者(隠形貧困人口)」など、こうしたグループはいずれも、年齢や性別、学歴など人口統計学の指標によって分類されるわけではなく、その人の興味や価値観、ライフスタイルなどによって分類・構成される。これは社会学における重要な方向転換点であり、自己アイデンティティが社会的・経済的な階層で決まるものから、消費形式によって決まるものに転換したことを示している。「私は誰」という問題は、買う服、休日の過ごし方、持っている車や住宅などライフスタイルによって定義される。消費が人格を設定するのだ。中国は固定的な社会身分が重要ではない社会に突入した。2018年には全員に共通するライフスタイルは存在せず、自らの心に従って暮らし、気持ちを表現していくことが、これからの最新のライフスタイルといえる。

 

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