凡尔赛文学

2021-01-18 16:18:36

べルサイユ文学

 

銭海澎=文

李培培=イラスト

漫画『ベルサイユのばら』に登場するベルサイユ宮殿のぜいたくな貴族の暮らしのイメージを借用している。べルサイユ文学とは、SNS上で苦しさを訴えるふりをして自慢しているつぶやきをやゆする時に使われる言葉。

例文:

又有人找我要微信?我戴着口罩没化妆都能被盯上?/またウイーチャットのフレンド申請? マスクを着けていて化粧もしていないのにどうして目立っちゃうんだろう? 

好羡慕你们轻轻松松就长胖的人,我这一个月天天猛吃还不到90斤,太不公平了!/あなたたちみたいに簡単に太れる人がうらやましい。私はこの1カ月、毎日たくさん食べたのに45㌔以下だから、本当に不公平!

ベルサイユ文学の言語的特徴は、一見控えめな言葉遣いで自分の取り柄や優位性などをさりげなくアピールすることだ。これには、社会から一目置かれることを期待しながら、直接的な自慢は悪意あるコメントを招くので自重しようという心理が反映されている。 

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