『近代日本対華官派留学史(1871-1931)』

2018-05-30 14:21:29

譚皓 著

 近代中日関係史で、清末に大勢の中国人が日本へ留学したことは両国の人々によく知られ、大量の研究成果が蓄積されている。しかし、同じ時期に日本政府もさまざまな形で大量の国費留学生を中国に派遣した。「留華学生」と呼ばれた人々は、近代中日関係史で複雑な役割を演じ、特別の影響を与えた。残念ながら、中日両国の学界にはこの時期の日本政府の中国派遣留学生に関する歴史研究が非常に少ない。本書は18711931年を研究対象として、両国のオリジナル史料と、当時の人々の日記、旅行記、回想録など個人記録を補充資料として、史実を考証し、近代日本の対中国国費留学生派遣制度の歴史的脈絡をまとめ、人物、史実に対して、客観的で公平な評価に努めている。(社会科学文献出版社 20181月 98元)

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