『攪動世界的伊拉克』

2018-10-31 17:07:09

顧正龍 著 

 

 1978年からの40年間、著者は新華社の記者として、イラン・イラク戦争、湾岸戦争、イラクにおける大量破壊兵器の査察、2001年の911米同時多発テロ事件の後に米国が起こしたイラク戦争などの重大事件を取材し、イラクでの駐在期間がこれまでで最も長い中国人記者となった。イラクを離れた後も、著者は依然として中東情勢に注目し、相次いで時事解説文を発表し、この分野では珍しい、理論と実地体験を兼ね備えた専門家となった。同書には著者の40年間にわたるイラク情勢の観察と理解が詰まっており、自身の経験を多く紹介しているほか、貴重な現地の写真も多数掲載している。中東情勢や現在の世界の政治構造の研究に役立つ1冊だ。(社会科学文献出版社 20187月 69元)

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