『万有漢字:「説文解字」部首解読』

2019-02-02 09:33:25

何大斉 著

 

 後漢時代に成立した『説文解字』(原作は100121年)は中国で初めて字形を分析し、意味を解説し、発音を記している字典で、最古の部首別漢字字典でもある。同字典は漢字9353字、異体字1163字を収録し、またこれらの漢字を字形に基づいて540の部首に分けて体系づけている。著者は漢字の成り立ちの源流を理解するには、まずこの『説文解字』から着手し、その中の最も基礎的な540の部首から学ぶべきだと考えている。同書は発音、字形、意味という三つの側面から部首を解説しており、文字の変遷過程やイラストなどを使って、簡単明瞭に漢字の起源や意味、構造を紹介している。(生活読書新知三聯書店 20188月 89元)

 

 

 

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