『東西文明比較互鑑』
2022-02-23 14:17:15
同書は中国国務院僑務弁公室主任で歴史学博士の潘岳氏が、大量の史実に基づいて東西文明の起源と発展を振り返り、両者の根本的な相違を分析し、双方が障害を乗り越えて互いに理解する可能性を模索した一冊だ。「戦国時代とギリシャ」「秦漢とローマ」「中国の五胡侵入と欧州の蛮族侵入」という3章で構成されている。本誌では同書の第1章と第2章が掲載され、現在第3章が連載中だ。著者が主張する「文明中心論の超越」や「文明多様性の再構築」という見解を生き生きとした事例で表明し、文明衝突論の超越や文明対話の促進という世界観を示している。
アジア太平洋観光社
2021年12月
1,500円(税込み)