田漢は、中国の国歌『義勇軍行進曲』の作詞者で、中国の有名な劇作家、戯曲作家、映画脚本家、小説家、作詞家、詩人でもあり、中国現代演劇の3人の創始者のうちの1人だ。彼は尽きない精力と情熱で驚くほど多くの作品を創作し、文集に収録されているだけでも、演劇63作、戯曲28作、映画12作、新体・旧体の詩歌と歌詞2000作余りがある。創作人生の前中期において、彼はシュトゥルム・ウント・ドラング（疾風怒濤）時代の「シラー」を自称し、これにより「疾風怒濤」は田漢の代名詞ともなった。本作は田漢の知る人ぞ知る内心の変化や感情の経歴を述べ、彼の生涯に密接な関係のある人物や事柄、彼が愛した演劇、革命に対する熱意、そして愛情に対する追求と困惑を芸術的に再現している。本作は田漢が異なる時期に創作した代表作5作をうまく取り入れ、劇の中の劇という形で展開し、併せてマルチメディアなどの現代技術を使って表現し、田漢とその時々の状況に共通する個人の運命を映し出している。

会場：国家大劇院戯劇場（北京市西長安街2号）

日時：2月8日～11日　19:30～

料金：180/300/420/500/580/680元