明珠美術館は著名建築家・安藤忠雄氏の中国における最新作品で、昨年12月30日に開館した。この「光の空間」と名付けられた建築空間で、安藤氏は8階建ての美術館と7階建ての新華書店を創造的に一体化して設計し、多機能の「卵」型アクティビティーゾーンを使って二つのエリアをつなぎ、「アート＋読書」という独特な展示方法と空間デザインによって来館者に全く新しい体験の旅を提供している。今回の展覧会は明珠美術館の開館特別展で、安藤氏にとって自分が設計した美術館で初めて開催する個人の建築回顧展でもあり、また、昨年9月27日から12月18日まで東京六本木の国立新美術館で開催された「安藤忠雄展―挑戦―」の姉妹編でもある。今回の展覧会は「光の歴程」「思想の光」「芸術の光」「創作の光」「光の閲読」という五つの部分に分かれており、安藤氏が設計した建築模型や彼の記録映像、創作品、手描きデザイン原稿、書籍・文献などを展示し、彼の卓越した代表作品と建築以外への深い影響を直感的に表している。

会場：明珠美術館(上海市閔行区呉中路1588号愛琴海購物公園8階)

日時：開催中～5月20日（月～木曜日　10:00～19:00　土・日曜日　10:00～22:00）

料金：100元