良渚と古代中国 玉器が示す5000年の文明展

2019-10-11 16:31:33

 

 良渚文化(紀元前3300~前2000年)は中国新石器時代の重要な古代文明の一つで、杭州市の良渚古城遺跡の発見によって命名された。玉器をはじめとする出土品は良渚古城遺跡の価値を伝える重要な要素で、数、種類および精巧さでも中国先史時代のトップレベルだ。

 同展は良渚古城遺跡が76日に世界遺産リストに登録されてから初の展示で、中国の9省・直轄市の文化・博物館など17館から貴重なコレクション260点(セット)が集められた。コレクションの年代は良渚文化から明・清時代までで、良渚文化の特徴と後世の文化への影響を示している。玉器のほか、同展には良渚古城の構造と建設の過程、稲作文化に関する出土品や石器などを展示。その中でも特に注目されているのが、石器に彫られた、甲骨文字よりさらに10002000年古いといわれている六つの原始文字だ。

 

日時:開催中~1020日  830~1700 (月曜日閉館)

会場:故宮博物院   武英殿展示ホール(北京市東城区景山前街4号)

料金:60元(故宮博物院の入場券)

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