書道の歩みを示す古磚

2021-01-04 15:40:27


東京の中国文化センターで、貴重な文字や絵が刻まれた古磚の拓本展が開催される。

中国では古れんがを「古磚」と呼び、その上に刻まれた文字や絵からは、時代の特徴を捉えることができる。特に文字は貴重な史料とされており、民間で文字がどのように使われていたかを垣間見ることができ、さらに時代に合わせた書体の変化を知ることもできる。古磚文字は、書体や筆法の変化が最も激しい両漢から六朝、東西晋時代に栄えたため、中国書道史を知る上で欠くことができない存在だ。

扶風閣は書法家・篆刻家で日本在住の華人・馬燕平氏と連枝書道会代表の望月大耿氏共同のアトリエで、古磚などを多数収蔵している。本展では収蔵品の古磚15点と拓本500点から厳選したコレクションを公開、会場にいにしえの香りを届ける。

 

会期:1月13日~1月22日(土日休)

時間:10:30~17:30(初日は15:00から、最終日は13:00まで)

入場無料 

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