中国古典名作――『紅楼夢』(三)

2018-06-19 15:09:47

 世界図書著作権デー前日の422日、中国郵政は「中国古典名作――『紅楼夢』(三)」記念切手41セットと小型シート1枚を同時発売した。セットの4枚はそれぞれ『妙玉、茶をふるまう』『惜春、大観園の図を描く』『平児、化粧を直す』『宝玉、夜に瀟湘館を訪れる』で、小説の第414244と第45回の各場面を描いている。小型シートは『海棠詩社が結成される』で、第37回の場面を表現している。

 『紅楼夢』は清朝乾隆帝の時代(18世紀中頃)に書かれた中国古典小説の最大傑作で、『三国志演義』『水滸伝』『西遊記』とともに「中国四大名著」と呼ばれている。中国郵政は2014621日と16618日に「中国古典名作――『紅楼夢』」の第1と第2シリーズ記念切手を発売し、同小説の第33回までから選んだ有名な場面を描いた。今回の切手は第2シリーズと同じく、中国で有名な細密画の大家蕭玉田氏により描かれた。切手は色遣いを重視する細密重彩画の手法を用い、人物のイメージを生き生きと描写するとともに、華麗で貴族的な生活風景を表現している。

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