莫高窟

2021-04-28 11:31:46


1900年、敦煌の莫高窟の道士・王円籙が、4~14世紀の経典・写本・文献を大量に収蔵した「蔵経洞」を偶然発見した。2020年は「蔵経洞」発見から120周年に当たり、中国郵政は昨年9月26日に「莫高窟」特別切手4枚1セットと小型シート1枚を発売した。絵柄はいずれも有名な塑像の写真で、「北魏(386~534年)・釈迦禅定像」「北魏・浮き彫りの飛天」「西魏(535~556年)・仏と菩薩の像」「唐(618~907年)・菩薩坐像」だ。

「釈迦禅定像」がある第259窟は、莫高窟早期を代表する洞窟の一つで、北魏の太和年間(477~499年)に造られたものだ。仏像の服は中国画の「曹衣出水(水から上がったばかりの着衣が体に貼りついたような造形表現)」という技法が流用されている。第437窟の「浮き彫りの飛天」は、莫高窟唯一の飛天の塑像で、道教の飛仙とヒンズー教の飛天の姿を融合した中原式飛天の彩色塑像だ。第432窟の「仏と菩薩の像」は石窟の中央にある柱に彫られている。これは莫高窟早期の石窟芸術の特徴で、インド石窟の仏塔を模している。第196窟の「菩薩坐像」は唐の景福年間(892~893年)に造られたもので、唐後期の敦煌の最も代表的な塑像だ。

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