李総理、河野氏ら日本の閣僚と会談

2019-04-16 14:42:06

 

李克強総理は15日、中南海紫光閣にて、第5回中日経済ハイレベル対話に出席した日本の河野太郎外相及び一部の閣僚と会談した。

李総理は「中日は互いに重要な近隣だ。昨年より双方の共同の努力により、両国関係は正しい軌道に戻り、かつ新たな発展を手にした。双方は中日の4つの政治文書が確立した原則を踏まえた上で、歴史を鑑とし未来を見据える精神に基づき、両国関係の長期的かつ健全で安定的な発展を促すべきだ」と表明した。

李総理は第5回中日経済ハイレベル対話の成功を祝い、次のように強調した。中日は世界の主要経済国であり、協力の強化は両国の利益に合致するだけでなく、地域と世界の平和安定繁栄に資する。双方は自由貿易を支持し、世界貿易機関のルールを遵守しており、相手国企業に向け公平かつ公正で差別なきビジネス環境を構築するべきだ。中国側は確固不動の姿勢で改革を掘り下げ、開放を拡大する。日本企業の対中投資拡大を歓迎する。

両国は昨年、中日革新協力メカニズムの構築を宣言し、第1回会議がすでに成功裏に開催されている。両国が革新分野で協力を強化し、より多くの実務的な成果を手にし、金融、第三国市場、観光などの分野での協力を拡大することを願う。中国側はさらに日本側及び関連国と共に中日韓自由貿易区、東アジア地域包括的経済連携(RCEP)の交渉を加速し、地域各国の共同の発展に向けより多くのチャンスを作ることを願っている。中国側は日本側による今年のG20大阪サミットの開催を支持する。各国が共に世界経済ガバナンスの改革を推進し、世界の経済発展に新たな動力を注ぐことを願う。

河野氏ら日本側の高官は、次のように表明した。日中両国の総理が昨年、相互訪問に成功し、二国間関係が正常な軌道に戻った。日中経済ハイレベル対話は多くの成果を手にした。双方はさらに中日革新協力メカニズムの初の対話を行った。これらの交流は新時代の日中互恵協力関係を力強く促進した。日本側は中国側と共に革新、金融、環境保護、水素エネルギー、観光、青年、スマート都市、第三国市場などの分野で協力と交流を強化し、各分野の意思疎通と連携を深め、RCEP交渉の年内の積極的な進展を促すことを願っている。

王毅国務委員兼外交部長が会談に出席した。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2019416

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