中国戯劇と水墨画の融合

2019-06-26 10:38:56

 

611日から18日の8日間、「宣上の中国京劇」李文培水墨戯曲人物新作展が東京で行われた。

中国戯劇は歌と踊りによる舞台芸術であり、中国の水墨画は筆と墨によって描かれる絵画芸術だ。李文培氏はモチーフの劇中登場人物を水墨画の技法で描き出し、中国の二大芸術の融合をはかっている。本展は華人Channel Japan主催、駐日本中国大使館文化部、日中文化交流協会、日中協会、日中友好会館、日中文化体育協会、日本北京総商会の後援で行われた。

会場では中国の劇に登場する人物を水墨画で描いた50近い新作を展示。中でも京劇の名優梅蘭芳の息子で自らも京劇俳優の梅葆玖が題字を揮毫した作品が最も注目を集めていた。作品『貴妃酔酒』のモチーフは楊貴妃に扮した梅氏で、クライマックスに見せる決めのポーズを描かれている。李氏によると、2012年に梅氏が来日した際、この作品を見て京劇と水墨画の融合に深く感動、題字を揮毫したという。(画像クレジット 人民中国)

 

 

 

 

 

人民中国インターネット版 2019626

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