第18回「漢語橋」世界大学生中国語コンテスト開催

2019-08-27 11:23:31

 

世界各国から集まった中国語を学ぶ学生たち 

18回「漢語橋」世界大学生中国語コンテストの決勝戦が822日、湖南省長沙市で行われた。今夏、全世界122カ国各地の予選を勝ち上がった157人が中国に一堂に会し、数日間にわたって激しい戦いを繰り広げると同時に友情を深め、勝ち上がった5大陸代表5人が決勝戦に出場した。

「天下一家(One World,One Family)」をテーマとした本大会決勝は、3パートに分かれている。第1パートは、第10回大会で準優勝し、現在中国の料理番組で活躍するイギリス人のジェイミー・ビルボーが中国各地に関する問題を各選手3問出題した。

2パートは、選手それぞれが唐代の人物に扮し、李白と阿倍仲麻呂の友情の物語を演じ、中国語の総合力が競われた。李白を演じたのは中国人俳優だったが、阿倍仲麻呂役を演じたのはアメリカ人のジョシュア・ロビンソン選手。ジョシュア選手は大会終了後、「日本人を演じることになるとは思っていませんでした。でも、こんな感動的な物語を演じることができ、特別な経験になりました。とても光栄に思います」と述べた。また、ミャンマー出身のカイン・ティン選手は鑑真を演じ、李白が阿倍仲麻呂の訃報を聞いて詠まれた有名な詩「哭晁卿衡」を流ちょうな中国語で朗読し、会場は感動に包まれた。

 

頂点に立ったエジプト代表のパセント・アリ選手(真ん中)

最後は、会場の投票で1位と2位を獲得したミャンマー人のカイン・ティン選手とエジプト人のパセント・アリ選手の頂上決戦となり、中国語や中国文化に関する11答で競われ、見事カイロ大学のパセント・アリ選手が世界グランプリを獲得した。

今年で18回目となる本大会は、現在に至るまで各地予選含め、全世界150万人以上の学生たちが参加し、中国語を学ぶ外国人が中国を知るきっかけとなっているだけでなく、世界各国をつなぐ友情の懸け橋ともなっている。(中嶋優奈=文 『漢語橋』番組=写真提供

 

人民中国インターネット版 2019827

 

 

 

 

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