文化の三重奏を奏で、東アジア共同体を育む

2019-09-16 13:49:07

リード

1回アジア文明対話大会が515日、北京で開かれた。同大会の趣旨は、文明の交流と相互参考を推進し、運命共同体を構築することだ。中日韓3カ国は、共に東アジアに属する国で、3カ国の人々は昔から人的文化的交流を通して、深い感情と緊密な関係を結んだだけでなく、共に東アジア文化をつくり、アジア文明の発展を推進してきた。同月10日に行われた中日韓協力国際フォーラムで、長年、対外宣伝の仕事に携わってきた人民中国雑誌社の王衆一総編集長は、3カ国の伝統文化や現代文化、大衆文化など多分野における交流ストーリーの紹介を通して、交流で「了解」を促し、さらに「理解」を深め、「和解」を達成することを提言した。

 

講演を行う人民中国雑誌社の王衆一総編集長

中日韓3カ国の代表が本日ここに座り、われわれの未来を話し合うことには非常に意義がある。この数年、歴史や地政学的要因などの影響で、中日韓3カ国間の往来や、一般の人々の間の感情には、いささかの問題が生じた。王毅国務委員は基調講演で、中日韓3カ国の関係を、「場所が近い」から「心が通じ合っている」へと変えなければならないと指摘した。どのように歴史認識の「羅生門」をくぐり抜け、戦略を疑い合う「三岔口」から抜け出すか? 私の提案はこうだ。3カ国間の文化交流の強化を通じて、相互了解相互理解をさらに進め、最後に相互和解に達し、王国務委員が提起したビジョンを実現するのである。

 

まず、メディアがその中で担う役割について話したい。現在、われわれ3カ国にはそれぞれ主流ニュースメディアがあるが、文化交流におけるメディアの役割について、われわれは十分に重視していない。ここに3種類の雑誌がある。中国の『人民中国』、韓国の『Koreana』、日本の『にぽにか』だ。この3冊の雑誌はどれも、相手の国の読者に本国の文化を紹介する機能を持っている。

 

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