1月24日、武漢大学中南医院の重症者隔離病室で互いに新年の挨拶をする医者と病状が好転した患者(写真=新華社提供)
2019年12月、湖北省武漢市で新型コロナウイルスによる肺炎が発生して以降、感染は急速に中国全域へと広がった。中国の人々は春節のお祝いムードから一転して、国民一丸となった新型肺炎との戦いを余儀なくされている。事態発生後、中国共産党中央は湖北省など感染多発地域に指導チームを派遣し、地方が全面的に防止とコントロールを強化していくことを推進している。
周知のように、日本は世界でもとりわけ災害の多い国だ。地震や台風など人智の及ばない脅威との戦いを常に強いられてきた日本人にとって、新型肺炎の感染拡大を防ぐべく奮闘する中国の人々の姿は、決して他人事ではない。
新型肺炎発生のニュースが伝えられた後、世界各地から中国に対する励ましの声が挙がったが、そのなかでも日本の自治体や企業は支援物資としてマスクなどを送り、中国への連帯を言葉だけでなく行動で示した。そこにあるのは打算など入り込む余地のない人を思いやる心であり、困った時はお互い様という日本人が持つ自然な感情だ。これらの支援は中国国内でも大きく報じられ、まさに「雪中送炭」であるとして惜しみない賛辞が送られている。
中日はこれまで時に緊張関係に陥ることもあったとはいえ、どのような状況下においても一度結んだ手を離すことはなく、両国の絆は脈々と受け継がれてきた。また現在、中日関係は政府レベルにおいても改善しつつある。文化や経済、歴史などあらゆる面で中国との結びつきの強い日本は、世界のどの国よりも率先して中国と力を合わせ、防疫のための共同戦線を張るべきだ。
「まさかの時の友こそ真の友」ということわざが示すように、国家や企業、個人を問わず、困難に直面した時こそ関係の真価が問われる。是非ひとりでも多くの日本人が、いまこの瞬間も病に苦しみ、また病と戦う中国の人々に心を寄せることを願う。国境を越えて人々が心をひとつにしてこそ、人類共通の敵である伝染病にわれわれは打ち勝てる。
「北京週報日本語版」2020年1月30日
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