王衆一=文
新型コロナウイルスによる肺炎の発生以来、日本からの声援が中国の民衆に良き隣人の友情をいっそう感じさせている。近日、日本の松山バレエ団の動画が中国の微信(Wechat)のモーメンツで拡散され、多数の「いいね」がつけられた。本誌は数年前、訪中公演を行った松山バレエ団にインタビューしたことがある。われわれは今回、関係者にインタビューし、動画を撮影した経緯について知った。彼らは皆この動画がもたらした感動について語った。
松山バレエ団によるバレエ劇『白毛女』
かつて松山バレエ団の巡回公演に同行した李昀さんが本誌インタビューに応えた。彼女は感動した様子で次のように語った。「武漢で感染症が流行しているという情報が日本に伝わると、松山バレエ団の清水総代表は非常に心配して、バレエ団名義で中国大使館に消毒液とマスクを寄付しました。その後、なんらかの形で中国と武漢を精神的にさらに励ますことができればと考え、長年協力関係にある中国国際文化交流センターに相談しました。動画の形式が中国で大変はやっていると聞き、同センターと共に企画し、全団員を集めてこの動画を撮りました。松山バレエ団は中国と深く長い友情を結んでおり、この友情は1950年代までさかのぼります。彼らは本当に中国のことを心にかけており、中国が困難や危機に直面したときにはいつもすぐにその気持ちを示してくれます。今回彼らは公演の合間を縫って動画を撮り、他人事ではないという気持ちで『義勇軍行進曲』を歌いました。動画の中で清水総代表の声が少し枯れていますが、これは公演の疲れがあったのと、感情が高ぶっていたからです。彼はもう70歳を超えているのです。松山バレエ団のこのような精神には本当に感服します」
中国国際友人研究会副会長の呉従勇氏は松山バレエ団の古い友人で、中日国交正常化直前、孫平化氏率いる上海バレエ学校訪日団に付き添って訪日し、松山バレエ団と深く交流し、バレエ外交の歴史的瞬間を目撃した。この動画を見て彼は感動し、次のように述べた。「50年代から松山バレエ団はわれわれとの交流を始め、中国の歌劇『白毛女』をバレエ化しました。長年、同バレエ団は中日友好と文化交流のために重要な貢献を果たしてきました。今回、中国で新型コロナウイルスによる肺炎が発生し、彼らが独特な方法で中国と武漢を励まし、中国が一日も早く感染症に打ち勝つようにと願ったことは、中国に対する同バレエ団の友好の気持ちが世代を経ても変わらないことを示しています」
人民中国インターネット版 2020年2月14日
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