北京で『日本青書:日本研究報告(2020年)』発表会

2020-10-19 11:52:24

  中華日本学会、中国社会科学院日本研究所、社会科学文献出版社は北京で『日本青書:日本研究報告(2020)』を共同で発表した。発表会には中国社会科学院日本研究所の楊伯江所長、中華日本学会会長で中国社会科学院日本研究所研究員の高洪氏、中国社会科学院科学研究局の郭建宏副局長、社会科学文献出版社の楊群編集長らが出席し、挨拶した。

『青書』は総括報告、政治・経済、対外関係、社会・文化、中日関係、付録から構成され、2019年度の日本の各分野の発展状況を振り返っている。特に「令和」時代の開始や新時代における中日関係などを巡って深く検討し、分析した。

中日関係は2019年に正常な軌道に戻り、改善を加速し、また一連の新たな発展を着実に遂げた。それでも、両国関係の発展は依然として多くの制限要素と課題に直面していることは否定できない。社会科学院日本研究所の呉懐中副所長は次のように見る。両国が政治的相互信頼と建設的な安全関係を構築するにはまだ長い道のりがあり、相互認識と国民感情がまだ強固でなく、中日関係発展の正常なスケジュールおよび関係回復のペースが新型コロナウイルス感染症などの突発的事態によって妨げられたものの、大局および基礎的条件を覆すような異変は生じていない。双方がマイナス面を排除してプラス面を確保し、危機をチャンスに変えることができれば、双方には依然として近年の安定化と好転という基調をベースに、「新たな時代」における関係を引き続き推進し、さらに上の段階へと押し上げられる見込みがある。

  2019年の日本の各分野の発展と新時代の中日関係を見て、楊伯江所長は次のように考える。今後の中日関係はより複雑になるので、「友好・協力」または「悪化・対峙」という大雑把な表現を使うべきではなく、細部に心を込めた的確な施策が必要だ。(文・写真=段非平)

 

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