日本人監督の「ポストコロナ時代」、なぜ共鳴を引き起こしたのか

2021-01-13 10:14:39

日本の竹内亮監督のドキュメンタリー映画「ポストコロナ時代」は、中日両国で大反響を呼んだ。作品は感染対策に取り組みつつ秩序正しく営業再開するといった中国社会を如実に反映。中国のネットユーザーは深く共感し、次々と高評価した。

長期的に、特に新型コロナウイルスが発生してから、西側の一部の政治家とメディアは自分が握る発言権を利用し、中国の歪曲とイメージダウンに手を尽くし、国際世論のミスリードを試みている。竹内氏もこれらの中国への偏見と中傷を目にした。「彼らに客観的に中国を見てもらいたかったため、このドキュメンタリーを企画しようと思った」

事実の尊重、これは少しでも理性のある人ならば世界を見る際に持つべき基本的な態度だ。中国の客観的な評価は、西側社会による真の中国の認識を促す。このような努力は評価されるべきだ。米テスラのイーロンマスクCEOは先ほど米メディアの独占インタビューで、中国政府が人民の福祉に関心を寄せており、米政府よりもこれについて責任感を持っているようだと述べた。先ほど米国のテレビプロデューサーのジョシュセリグ氏は自らの経験と印象に基づき、米誌に「私が中国を好きな10の理由」と題した記事を掲載した。中国人の謙虚、我慢強さ、敬老といった優良な品格、インフラや脱貧困などの大きな成果を列挙した。

新型コロナウイルスを迎え、中国政府は人民の命の安全と体の健康を最優先した。一時的に経済発展を犠牲にしても、大胆な感染対策を講じた。中国政府は全国人民を率い脱貧困攻略の推進を続けている。改革開放から40年以上に渡り、中国の7億人以上が貧困から脱却した。「中国政府は人民の福祉に関心を寄せている」「中国はインフラや脱貧困などで大きな成果を手にした」これらの評価は事実に基づいている。多くの中国人がこれを心から認め、中国をある程度理解している外国人もこれを認めている。このような真実の情報をもっと西側社会に伝えるべきだ。

百聞は一見にしかず。中国を訪れたことがない、もしくは中国を深く理解したことがなく、西側メディアの数十年変わらぬ偏見に基づき中国を見る人が目にするのは、歪曲された中国でしかない。「私は自分が信じたいことだけを信じる」という態度では、中国の真相を見つけることができない。竹内氏とセリグ氏のような外国人の評価は自信の経験に基づいており、中国についてあまり知らない、もしくはまったく知らない人の中国への評価、色眼鏡で中国を見る発言と比べ、どちらの方が客観的であるかは自明の理だ。中国けん制のため意図的に中国のイメージを落とす発言については言うまでもない。

新型コロナウイルスのような厳しい挑戦、その他の経済社会発展の難題を迎え、各国は相互参照し経験を交換する必要がある。竹内氏は、中国は感染拡大をよく封じ込め、経済も力強く回復し始めているが、「ポストコロナ時代」を撮影したのはこの事実を他国と共有するためだと話す。「感染対策に取り組みながら経済を回復させることが、全世界が真剣に検討している重要な課題だからだ」相互参照を実現するためには、真の相互理解が一歩目になることは間違いない。竹内氏の努力は各国の相互理解の橋をかけ、非常に得難いものだ。

中国は褒めちぎりを必要としておらず、平等な目と事実に合った評価、中国をありのままに報じて語る良識のみを必要としている。西側世界の中国に対する巨大な「理解の赤字」を解消しなければならない。より多くの外国のメディア及び関係者が中国を訪れ、中国を感じ、より多くの真の見聞と中国人の真の気持ちを世界に伝えることに期待する。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2021112

関連文章