四川の繊細な手工芸が来場者を魅了

2021-04-25 16:42:56

日中友好会館と四川省文化観光局主催の『四川省でみつけた 線が織りなす美しい手仕事』が319日から411日まで行われた。四川省の無形文化遺産の中から成都銀糸工芸や道明竹工芸、蜀錦(しょっきん)、閬中(ろうちゅう)シルク絨毯という4つの手仕事が選ばれ、80点近い工芸品でその美を紹介した。

来場者の注目を集めた漢服

銀糸工芸の伝統と現代的な美を融合させたクモ型のアクセサリーは特に注目を集め、購入を問い合わせる来場者も。

クモ型のアクセサリー 日中友好会館提供

展示を企画した高橋留衣さんは「作者の道安さんは、クモが巣を作るさまを銀糸工芸の制作になぞらえてこの作品を作ったそうです。作家の思いが作品に込められるのも、手工芸品の魅力の一つでしょう」と見どころを語る。

変臉の歴史を紹介する役者

会期中は四川の変臉や琵琶の演奏などのイベントも行われた。「美しい展示品と魅力あふれる変臉や琵琶の音がとても印象的で、とても四川に行きたくなりました」と来場者にも好評だった。(文、写真=王朝陽)

人民中国インターネット版 2021425

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