中国が寄贈した隠元禅師像、日本の興福寺で除幕

2021-11-17 14:52:28

中国が日本に寄贈した隠元禅師像の除幕式が14日、日本の長崎県の興福寺で行われた。長崎県の中村法道知事、張大興駐長崎中国総領事らが除幕式に出席した。

この銅像は中国美術館の呉為山館長の作品で、高さは2.05メートル。台座には日本の篆刻家による「隠元禅師像」が入っている。

張氏はあいさつの中で、「隠元禅師は中日両国で尊ばれている高僧で、中日文化交流のため歴史的な貢献を成し遂げた。中国側が今回寄贈した隠元禅師像は、文化伝播を架け橋とし両国の文化交流をさらに深め、中日友好事業の前向きな発展を促す」と述べた。

興福寺は同日、中国の福建省から寄贈された「世界平和鐘」を鳴らした。この鐘の高さは197.2センチで、1972年の中日国交正常化を象徴し、今年2月に興福寺の鐘楼に設置された。

1620年創建の興福寺は、中日文化交流の悠久な歴史を見守ってきた。1654年に63歳と高齢の隠元禅師(中国の高僧)が弟子を率いて東の日本に渡り、興福寺で住職を務めた。隠元禅師はその後、京都の宇治で黄檗宗を創設し、日本禅宗の三大宗派の一つになった。隠元禅師は遠路はるばる日本に渡り仏法を広めたほか、中国の建築、彫刻、書画、音楽、料理、茶道などの文化を日本にもたらし、有名な黄檗文化を形成した。中日文化交流の歴史において重要な貢献を成し遂げた。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」20211116

 

 

 

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