「わたしと中国」をテーマとする、16~35歳の日本人を対象にした作文コンクール「パンダ杯全日本青年作文コンクール2021」(以下:パンダ杯)の表彰式が23日午後、北京会場と日本各地にいる参加者をオンラインで結んで開かれました。主催側と後援団体の代表、審査員、受賞者ら約100人が出席しました。
北京会場の様子
パンダ杯は、中国駐日本大使館、中国外文局アジア太平洋広報センター、日本科学協会の共同主催により、2014年から毎年実施されてきました。8回目の今年は、去年に引き続きコロナ禍の中での開催にもかかわらず、日本全国から過去最多の約400件の応募があり、そのうち55作品が受賞しました。
東京から挨拶する孔鉉佑中国大使
東京からリモートで参加した孔鉉佑中国駐日本大使は、「皆さんの作文からは、国境を超えた家族のような絆や友情と愛情、二千年も続く中日の文化交流、平和・融和・調和を重んじる中国人の精神性が読み取れた。作文の中で中国を第二の故郷にたとえる若者もいたことに特に心を打たれた」と感想を述べました。そのうえで、「中日関係の行く末は青年たちにかかっている。両国のより多くの青年たちに、志を同じくする仲間となって、両国関係により多くの活力を注いでほしい」と期待を寄せました。
表彰式のオンライン画面
受賞者の一人である森楽歩(もりらくほ)さんは、中国人との交流において先入観がもたらす危険性と、正しい情報を選び取る重要性を痛感した経験を作文にしました。受賞式では「両国は切っても切り離せない存在。懸け橋になれるよう努めていきたい」と意気込みを語りました。
受賞者代表として発言する森楽歩さん
湖北省の恩施市で日本語教師をしていた経験をもつ築切佑果(つききりゆか)さんは2年連続での受賞です。昨年の続編とも言える内容で、新型コロナウイルスの日本での感染拡大を知った教え子からの、日本語で書かれた応援メッセージに励まされたという実体験を綴りました。築切さんは「今は中国へ行くのは困難だが、日本でできる日中の交流を実践していきたい」と前向きな姿勢を示しました。
パンダ杯には、過去8回で日本全土から合わせて約3500作品の応募があり、受賞して中国訪問に招待された日本の青年は約120人に上っています。
(CRI日本語版/取材:王小燕、校正:梅田謙)
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