コロナ下でも繋がり続ける硬い絆

2021-10-28 15:18:43

今村優斗

20215月、あるプロジェクトが始まった。【日中協働リーダ育成プロジェクト】

私は名古屋地区の1期生としてこのプロジェクトに参加することになった。大学生から社会人まで幅広い年代層が集まり、日中間の交流促進、相互交流、ビジネスプラン作成などを通して活動した。約2か月、4回の活動。集まった28名をグルーブに分け、私たちの班は日本人3·中国人4名の7名での活動が始まった。

中国の人と繋がりたいと飛び込んだ今回のプロジェクト。私はどの班よりも仲がよい、盛り上がれる班にしたいと思い、チームリーダーに立候補した。みんな緊張している中、たくさん中国の知識や思い出などを話し、会話の糸口を作ることができた。中国人メンパーはみな、日本語が上手であり、日本語で会話ができるほどだった。そこで日本語で話す時、中国語で話す時間を作り、会話力やネイティプに近い表現を知る場を作ることにした。そんな中、最初に取り組んだのは、中国を知らない日本人でも楽しめる中国の紹介動画を作成した。私を含め中国へ留学·旅行した時の中国エピソードを元に、中国の1日(在中国的一天)という動画撮ることを決めた。中国で驚いたことは何か?案を出し合った。デリバリー()が充実している。頻緊に値段交渉()が行われること。抖音による直播卖货で多くの人が気軽に商品紹介を行っていること。街中で偶然会い、時間があるのなら、気軽にご飯へ行く習慣など。日本人の習慣では馴染みが無いが、中国人や中国に滞在したことある人からするととても懐かしいものである。ストーリを作り、動画を作成した。動画ではまるで中国だ!と思えるよう、中国語で話すこと、日本語中国語の2つの字幕を付け、誰でも楽しめるものを作り上げることに成功した。

2つ目にSDGs問題の女性の働きやすい環境づくりについて話し合った。ここでは日本と中国の考え方に大きな違いがあることが分かった。日本では出産後は退職や休職で育児を続けていくが中国では祖父母の家で育つことが多いそうだ。日中双方にあるが、中身が全く違うライプ配信事業(直播卖货)でプレゼンを行おうと決めた。内容を詰めるために lineでのやりとりやZOOM会議を頻繁に行った。7人もいるので、まとめるのが大変だと思っていたが、今村さんの班で良かった!こんなにコミュニケーションを取れると思っていなかった。毎日話せるのが楽しいと言ってくれた。最後まで諦めず7人で取り組めた。発表当日、全員で笑いながら写真を取ることやプレゼン直前までリハーサルやアドバイスしあって

2021年新型コロナウイルス感染拡大の影響により、大学授業を対面授業で受けることが難しかった。中国語などの語学において、対面による会話練習や発音チェックや音読が大切であり、同時対話にズレが起こるオンライン授業を非常に悲観的に考えていた。中国語を使う場面は学校だけしかないと考えていた今までは。しかし、自発的にこのようなプロジェクトに参加し、たくさんの中国人留学生や日本で働く中国人の人と出逢うことができた。学校では教わらない生き生きとした中国語や中国文化·習慣を体感することができた。今でもプロジェクトメンバーと連絡を取り合い、双方の語学勉強や日常の話や進学就職の話、みんなでプロジェクト提案した事業を起こそうなどと会話をしている。そこで改めて中国のことを知ることができ、私も中国語を使い仕事がしたい 出逢った人とより繋がり、双方の距離を縮めていく。中国のような環境を求めているだけではなく、探すことや作っていくことをこれからも大切にし、中国という国と関わり続けたいと感じる活動であった。

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