国際水墨芸術大展——蘭韻芸術展が東京都美術館で開幕

2025-04-10 15:11:00

張澤棟=文 

4月9日に、国際水墨芸術促進会が主催し、一般社団法人令和日中文化芸術交流協会ReNC.General Incが協賛、東京印社が協力し、日本国外務省、文部科学省、中華人民共和国駐日本国大使館、中国文化センターなどの後援を得て「国際水墨芸術大展」が東京都美術館で盛大に開幕しました。

開幕式で挨拶する安亮氏 

開幕式には、国際水墨芸術促進会会長の趙龍光氏、令和日中文化芸術交流協会ReNC.General Inc 理事長の赤木範陸氏をはじめ、日本白日会会員・洋画家の沖津信也氏、生活の友社「美術の窓」編集部担当の高橋遥氏、アジア太平洋観光社代表取締役社長の劉莉生氏、国際水墨芸術促進会常務理事・日本華僑華人文学芸術家連盟理事の里燕氏、蘭花画院院長の安亮氏、中国金融美術家協会副会長の王樹忠氏など、中日両国の文化芸術界から100名以上のゲストとメディア関係者が開幕式に出席しました。 

作品賞を受賞した画家たちの記念集合撮影  

趙龍光氏、赤木範陸氏、安亮氏らがそれぞれ挨拶をしました。そして、令和日中文化芸術交流協会専務理事の辛赤邑氏の司会進行で授賞式が行われました。 

グローバル化が進む現在、水墨芸術はその独特な東方の知恵と美学的価値により、異なる文明をつなぐ懸け橋となっています。本展には、中国、日本、オーストラリアなどから140名以上の芸術家による優れた作品が集まり、水墨芸術の現代における多様な展開と革新的な活力を存分に表現しています。 

安亮氏(右)は赤木範陸理事長に『蘭韻史萃』を贈呈 

蘭花画院が企画した「蘭韻芸術」特別展は、国際水墨芸術大展の重要な構成部分として、金奎、于欽瑩、安亮、任延柱、王樹忠、魏百勇、張書鸞、王興、方輝、寿山石といった中国現代水墨芸術家10名による40点以上の優秀な作品を展示しています。「蘭韻」を特別展のテーマに、伝統的な水墨言語に対する革新的な解釈を通じて、水墨芸術の多様な表現形態を示しています。作品には古典的な筆墨の継承もあれば、写生観察に基づいた創造的な表現もあり、現代芸術家による蘭文化の深い理解を生き生きと表現されています。 

芳名帳に署名し、メッセージを記す沖津信也氏 

展覧会では、伝統的な水墨の風韻と現代的な美意識とが巧みに融合されています。山水、花鳥、人物など多岐にわたるテーマが取り上げられています。芸術家たちは、伝統の筆墨が持つ風韻を大切にしながらも、革新的な精神を大胆に発揮しています。雲山問道の壮大な意境と幽蘭の清雅な品格が響き合い、芸術家たちの情熱が凝縮されたこれらの佳作は、中日文化交流に新たな芸術的活力を吹き込み、文化芸術交流の貴重な証しとなっています。 

親しく歓談している安亮氏、王樹忠氏、赤木範陸氏と辛赤邑氏  

安亮氏と王樹忠氏が趙龍光氏を案内し、蘭韻芸術展を鑑賞・交流後に記念撮影 

展覧会開催中、王樹忠氏、安亮氏、趙龍光氏、赤木範陸氏らは水墨芸術の魅力について深く語り合いました。これにより、日中両国の芸術家にとって、深い対話と交流の貴重な機会が提供されただけでなく、各国の芸術家にとっても、互いに学び合い、高め合うための重要なプラットフォームが築かれました。こうした異文化間の芸術交流は、水墨芸術の表現形式をより一層豊かにし、世界芸術の発展にも新たな生命力をもたらすものです。水墨芸術のグローバルな普及を加速させ、各国の文化芸術の融合的な発展を力強く後押しすることでしょう。 

人民中国インターネット版

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