先生、中国を修学旅行先に選びませんか
2025-11-17 14:05:00
嶋田智沙恵
日中交流に情熱を注いだ、青春浪漫の詰まった学生生活が終わり、私は社会人になった。
中学校の恩師の影響で数学教員を志し、大学院まで進学した。しかし、大学で日中交流と出会ったことをきっかけに、その思いは広がり、「日本と中国の架け橋になりたい」という新たな夢を抱いた。日中交流に出会えたのは、自ら行動を起こしたからだが、そのきっかけを与えてくれたのは間違いなく学校だった。中高は国際交流に力を入れており、日常的に異文化に触れられる環境があった。そのおかげで、中国に関心を持ち、日中交流という新たな道を切り開くことができた。
私は、教員とは子どもに新しい価値や可能性を出会わせる存在だと考えている。教員は、子どもにたくさんのきっかけの種をまき、その中から生徒が関心を見つけ、次の一歩を踏み出す手助けをする。そう考えると、私が中国と出会い、日中交流という道を歩み始めたように、子どもたちもまだ知らない中国に触れることで、新たな扉が開くかもしれない。
では、それをどうやって実現するか——。私はあえて教員の道には進まず、中国の文化や観光をPRする仕事に就き、別の立場から教育に関わる道を選んだ。私が今、心から動かしたいのは、まさに学校の先生たちである。
現職では、各地の海外修学旅行セミナーで中国教育旅行の魅力を紹介している。私は25歳にしてすでに13省を巡った。北京の故宮で感じた王朝の歴史、西安で味わったシルクロードの息吹、湖南省で出会った現代都市と張家界の壮大な景観——どれも教科書では得られない、生きた学びだった。さらに、世界遺産に刻まれた悠久の文化、何世代にもわたり受け継がれてきた無形文化、香り高い中国茶や地方ごとに異なる美食、めまぐるしく発展する都市、そして日本では見られない雄大な自然。これらすべてが、中国という国の多面的な魅力である。そして私は、この魅力を一人でも多くの中高校生に体感してほしいと願っている。
しかし現状は厳しい。全国修学旅行研究協会による2023年度調査では、中国大陸を訪れた公私立高校はわずか1校。コロナ後のビザ取得や準備の負担などの要因はあるものの、他国に比べて修学旅行先に選ばれる割合は圧倒的に低い。近年は英語圏や費用の安い東南アジアが人気だが、私は断言したい——中国こそが安く、安全で、楽しく、肌で感じられる国である。
中国には、中高生にこそ見てほしい世界がある。長安の都として栄えた西安や、紫禁城を擁する北京で体感する悠久の歴史。革新技術とベンチャー精神が息づく深センや、経済と文化が交差する国際都市・上海で味わう多彩な表情。桂林の山水、張家界の奇峰、内モンゴルの大草原の広がり——こうした多様な魅力を組み合わせ、教育目的に応じたコースを設計できるのが中国教育旅行の強みだ。また、日本語学科を持ち、日本からの訪問団との交流を心待ちにしている学校が数多くある。そこには、日本語を熱心に学び、日本文化が大好きな高校生たちがこんなにもいるのか、と驚くほどの出会いがあるだろう。身近なようで遠い中国で、同世代の若者と心を通わせる体験は、日本の高校生にとって一生忘れられないものとなるはずだ。さらに、中国の若者は学びに真剣で向上心が高い。その姿は、日本の高校生に強い刺激を与えるに違いない。
現状として、大学生向けの訪中プログラムは数多くあり、参加者は口をそろえて「今まで中国を知らなすぎた」「行って初めて本当の魅力に気づいた」と語る。中高校生のうちにその経験をすれば、将来の選択肢や世界観はさらに広がるだろう。たとえ将来日中交流の道を選ばなくても、中国での経験は新しい視点や価値観を芽生えさせるはずだ。
修学旅行は通常2〜3年前から行き先が決まる。だからこそ、今このタイミングで先生方に提案したい。3年後の修学旅行先に、中国を選びませんか。数学教員免許を持つ中国通の私が、中国教育旅行をプランニングしてみせます。
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