ダンスで繋ぐ日中友好
2025-11-17 14:28:00
濱村拓也
私の最近の趣味は、もっぱら日中交流会に参加することである。その目的は交流を通して中国語学習のアウトプットの機会を得るため、そして日本や日本人に対する中国人の率直な思いに耳を傾け、日中関係の現実を知ることである。
2025年、私の願いとは裏腹に日中関係は悪化しているように感じ、日本で暮らす中国人の生活にも何らかの影響があるのではないかと思い、その現実を日本人である自分が直視することはとても大事なことだと考え、交流会で中国人に尋ねてみた。返事は意外にも、日本人は優しい、皆親切であるという肯定的なもので安堵した。ところが、彼らが口を揃えて言うのは、日本人と友達になる機会がほとんど無いということだった。実際、交流会での出会いは一期一会のようで、共に楽しい時間を共有したとしても、その後も関係が続くことは稀である。しかし、彼らの「日本人と友達になりたい」という思いが私の胸にひっかかり、私はとあるイベントを企画した。それは日中ダンス交流会である。
なぜダンスなのかと言うと、私は子どもの頃からダンスを習っており、大人になった今でも続けているのでダンサーの知り合いが多いという背景があることと、交流会で中国人のダンサーに出会ったことが決め手となった。交流会を通して知り合った中国人を誘うと、声を掛けた皆が参加したいと前向きな姿勢を見せてくれた一方で、声を掛けた日本人はこれまでに中国人と交流した経験が無く、言葉の壁、文化の壁を前に尻込みしていた。不安を抱くことは当然であるが、その壁の前で尻込みしていては新しい世界は開かれない。参加する中国人は皆日本に住んでいて、日本語がすごく堪能で、日本人と友達になりたいと思っていると伝えたら、言葉の問題が無いならと声を掛けた日本人のうち約半数が参加を了承してくれた。
それからイベントの準備が本格的に始まった。参加者のほとんどがアニメファンであったことから、有名なアニメソングを使って振り付けを作り、1日だけのイベントではあったものの、1日で練習から簡易的な発表会のようなものができればと思い会場もそれにふさわしいものを選んだ。
イベント当日の朝、会場には私よりも先に参加者が既に大勢集まっていて、積極的に話しかける中国人参加者と、少し戸惑いながらもコミュニケーションに応じる日本人参加者の姿があった。少しぎこちなさはあったものの、和やかなムードに安堵した。
イベントは朝から晩まで行われたが、あっという間に感じられた。振り返ると、イベントは成功したと胸を張って言える。なぜなら、参加者のフィードバックがとてもポジティブだったからだ。当初は少し消極的な姿勢を見せていた日本人参加者から、「最初は中国人との交流に不安を感じていたけれど、皆フレンドリーで、ある参加者と好きなアニメが同じだったことが交流を通して分かり、今度一緒に遊ぶ約束をした」というメッセージを受け取った時は、とても嬉しかった。
イベント後、SNSに投稿した動画、写真には反響があり、私の誘いを断った知人からも、とても楽しそう、次回は参加したいという声が寄せられ、ダンスという共同作業が生み出す友情や団結を前に、これまでダンスを続けてきて良かったと胸がいっぱいになった。
日中間の緊張を前にすればこのような小規模なイベントは風前の灯と言えるかもしれない。それでも私はこれからも様々なイベントを企画して、小さな炎を少しずつ灯していく。やがてそれが緊張という名の氷山を溶かし、調和という光が差す日を願って、自分なりに日中友好のために尽力したい。
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