「笹川杯全国大学日本知識大会2018」 日本人も悩む問題が登場?

2018-12-06 15:25:17

文=続昕宇  写真=顧思騏

日本科学協会と北京大学の共催による「笹川杯全国大学日本知識大会2018」が111718日、北京大学の英傑交流センターで開かれた。今回のコンテストには中国の大学109校から327人の選手が参加した。日本財団の尾形武寿理事長、日本科学協会の大島美恵子会長ら日本のゲスト、ならびに各大学の教師や学生が決勝戦を観戦した。

 

 会場の様子

コンテストは団体戦と個人戦の二つに分けて行われた。1日半にわたる熱戦の末、団体戦では、対外経済貿易大学が団体トップ賞、北京大学と天津科技大学が団体一等賞を受賞した。個人戦では、北京大学の邱碩さんが個人トップ賞を受賞した。団体トップ賞と団体一等賞の受賞チーム全員、および個人トップ賞、個人一等賞、二等賞の学生の合計15人が、来年2月に日本科学協会の招待を受け、日本見学に行く。

受賞者を表彰した人民中国雑誌社の陳文戈社長(左端)と駐中国日本大使館の堤尚広公使(右端)

 北京大学の王博副学長は開幕のあいさつで次のように述べた。今回のコンテストが選手たちの中日青年友好交流の素晴らしい思い出となり、そして、選手たちが中日両国の友好に自身の力を貢献することを願う。

 

あいさつする王博副学長(写真立成)

大島美恵子会長は次のように述べた。日中の青年がこれをきっかけに、互いに交流し、励まし合い、共に未来を開くための友好関係を築いてほしい。

 

あいさつする大島美恵子会長 

決勝戦は、「Panda杯全日本青年作文コンクール2018」訪中団一行26人も観戦した。尾形武寿理事長は閉幕のあいさつで、今年の問題は例年より難しかったので、観戦していた日本の「パンダたち」がいくつ答えられたか分からない、と述べた。尾形理事長は中国の学生の勤勉さとチャレンジ精神に敬意を表するとともに、中国の学生が日本を理解しようとする熱意に感謝の意を表した。また、国の未来を担う若者たちが地域や世界のため、そして人類のために貢献することを願った。

観客席で問題の答えについて話し合う「Panda杯」の受賞者たち

 

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