「2019年笹川杯日本研究論文コンクール」決勝戦が吉林大学で開催

2019-10-16 14:38:22

 

 

特等賞の受賞者を表彰する大島美恵子会長(右端)、修剛主任委員(左から2人目)と周異夫院長(左端)(写真・人民網 許永新)

2019年笹川杯日本研究論文コンクール」の決勝戦が1011日と12日に吉林大学で、教育部高等学校外国語言文学類専業教学指導委員会日語分委員会中国日語教学研究会、吉林大学、日本科学協会の共催で盛大に開催された。  同コンクールは、中国の日本語学部の学生の日本語力や問題意識を高め、中日文化に対する理解を深めることを目指すと同時に、大学の日本語教師の教授・指導能力を促進し、日本語人材の育成レベルを高めることに大きな意味を持っている。

 今年開催2年目となる同コンクールは、吉林大学や北京大学、南開大学、北京外国語大学、上海外国語大学、広東外語外貿大学など57校から合計262の応募作品があった。そのうち、文学部門が61本、社会・文化部門が160本、言語部門が41本だった。

 最終的に、27校から30本の論文が選出され、決勝戦の研究発表が行われた。決勝戦は選手の論文発表(15分間)と質疑応答(10分間)という2パートに分かれており、全て日本語で行われる。発表中、選手たちはしっかりとした日本語能力、迅速な対応能力、そして豊富な知識を示し、会場の雰囲気を盛り上げ、観客から盛大な拍手を受けた。激しい戦いを制した同済大学の呉沁霖さんと上海外国語大学の王竣磊さんはそれぞれ、社会・文化部門と言語部門の特等賞を受賞した。文学部門の特等賞は該当者なしだった。

 授賞式では、日本科学協会の大島美恵子会長や教育部高等学校日語専門教学指導分委員会の修剛主任委員、中国日語教学研究会会長、吉林大学外国語学院の周異夫院長がそれぞれあいさつを述べた。

 

 吉林大学の王利鋒副学長(左から7人目)と来賓、審査員の方々(写真・人民網 許永新)

 

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