美しい中国 青海(上)澄んだ黄河が流れる秘境 伝説と信仰息づく青海湖

2017-11-01 09:53:56

  中国西部に神秘的で広大な土地がある。「世界の屋根」「地球の第三極」といわれる青海チベット高原だ。青海省は青海チベット高原の北東部に位置し、中国の領土内で最大の内陸塩湖である青海湖から名前が付けられた。標高は平均3000㍍以上。氷河・雪山、縦横に流れる河川、連なる草原があり、雄大さと秀麗さを兼ね備えている。また青海は古来、多民族が平和共存する舞台でもあり、そこには神秘的で多彩な高原民族の生活がある。

 

 

  今月号の「美しい中国」では、青海省を訪れる。青海湖周辺では雄壮で美しい湖の景色を楽しみ、日月山では遠くチベットに嫁いだ文成公主の物語に思いをはせ、漢族とチベット族の融合の歴史を振り返り、貴徳では澄んだ黄河の流れを探し、不思議な丹霞地形を眺め、神秘的なチベット族の村に行き、彼らの純朴な風情を感じる。

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