良識と責任の政治家を追憶――趙啓正氏の目に映った野中広務氏

2018-03-02 11:12:40

 

 

最近、中日両国の広い地域が大雪に見舞われている。週末だった126日、寒風と共に、ある悲しい知らせが日本から中国に伝わってきた。92歳の日中友好人士、元自民党幹事長の野中広務氏が同日午後、京都の某病院で亡くなった。中日関係に注目している多くの人々がこの知らせを聞いて、重い気持ちで週末を過ごした。元国務院新聞弁公室主任の趙啓正氏もその中の1人だった。彼は夜通し電話や微信(WeChat、中国版LINE)を通じて、われわれ2人を含む多数の対日外交や文化発信の専門家と連絡を取り、中日関係に対する考えを踏まえて、野中氏との交流にまつわる一つ一つのエピソードを思い起こした。趙氏の追憶に伴って、良識と責任感を持った日本の政治家の姿がわれわれの眼前に生き生きと浮かんできた。このような友人を失ったことが中日友好事業にとってまことに重大な損失である。

 

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