日本の首相が2018年10月、7年ぶりに中国への公式訪問を果たした。習近平国家主席は安倍晋三首相との会見で「より広範な人的交流を展開し、相互理解を深め、両国各界、特に若い世代の中日友好事業への積極的関与を奨励する必要がある」と述べた。その後、両国指導者は今後5年間に3万人規模の青少年相互訪問交流を行うことで一致し、19年を「中日青少年交流推進年」と定めた。1年後の19年10月、安倍首相は中日韓3カ国首脳会談で再度中国を訪れたが、訪中前に本誌を含む駐日中国メディアの取材を受けた際にも、「これまでに、約230件以上の事業を『日中青少年交流推進年』行事に認定し、日中両国で27万人以上の方が参加しています。日中両国間で活発な青少年交流が行われたことに祝意を表したいと思います」と述べている。
この1年間に、両国の青少年はどのような交流を行い、どのような体験と収穫を得ているのだろうか。自らの目で見、自ら体験することで、相手国に対する印象は変わったのだろうか
今回は中日青年交流の現状を、交流の現場、あるいは訪問団の同行を通じて探るとともに、友好交流促進年について青年交流経験者10人に語ってもらい、多角的にレポートする。
人民中国インターネット版 2020年3月
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