Report ミカンと茶葉で発展 湖北省巴東県

2020-08-03 10:23:43

 

水面を走る客船、山中に静かにたたずむ村、もやのかかるミカン園、山腹一面に広がる茶畑――。車を駆って峰々の間を縫い、数知れぬ急カーブの山道を回った。地図の上ではわずかな距離でも、その移動には数時間かかる。ここは、湖北省西南部にある恩施トゥチャ(土家)族ミャオ(苗)族自治州の巴東県だ。

幹線道路の整備・開通とインターネットの発展・普及に伴い、巴東県は辺地で閉鎖的という地理上の弱点から脱却。ミカンや茶葉など地元の農産物も、より簡単に市場に「打って出る」ようになった。

 

Reportコロナ後は「逆ガラパゴス化」?

「ガラパゴス」という言葉はもともと隔絶された生態系の代名詞だったが、1990年代末から日本の産業の苦境を表す言葉として使われるようになった。

近年、経済的にも政治的にも「脱グローバル化」の傾向が強まりつつある。また、今回の新型コロナウイルスは人々の健康をむしばむだけでなく、グローバル化のプロセスも妨げている。しかし、世界的な危機に直面する時こそ、国際協力はより広い地域の国々に利益をもたらすことをわれわれは忘れてはならない。

 

Report 日本思う詩をマスクに添えて

突然発生した新型コロナウイルス感染症の流行は、2020年の様相を一変させた。発生から8カ月が過ぎた今も世界にまん延中だが、東アジアの各国はいち早く感染拡大を抑え込んだ。そしてここに至るまでの国や民間で交わされた友情と助け合いは、困難な時期だからこそ忘れ難い温かい思い出となり、人々の心に残った。

人民中国雑誌社も、マスク不足に悩む人々の手元に物資を確実に届けるべく橋渡し役となり、中国国内で企業や個人からのマスク寄贈を募った。そして寄贈物資には日本の人々にも親しみ深い詩句や絵を添え、漢詩で真心を伝えてくれた日本の人々の気持ちに応えた。

 

人民中国インターネット版 202083

 

 

 

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